骨粗鬆症の治療を受けている方へ

骨粗鬆症の治療薬にビスフォスフォネート製剤という種類の薬が使われることがあります。

注射剤では アレディア、オンクラスト、テイロック、ビスフォナール

経口剤では ゾメタ、ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、ベネット

という名前のお薬です。骨は常に新しいものと置き換わる代謝を繰り返しているのですが、これらの薬は骨の代謝の際に骨を吸収する細胞(破骨細胞)のはたらきを抑制するといわれています。骨粗鬆症、リウマチ、バジェット病、高カルシウム血症、骨に転移するタイプの悪性腫瘍の治療に用いられますが、歯科の治療に関連して顎の骨の壊死(顎骨壊死)を起こしてしまうということで歯科での対応を慎重にしなければならない薬なのです。顎の骨の壊死は始まってしまうと治癒しにくく専門的な治療が必要になる非常に厄介な病気なのです。

顎の骨の壊死を起こしやすい歯科治療は抜歯、歯周外科、インプラントなど骨に侵襲を加える処置が危険性が高いのですが、歯周炎、入れ歯の傷などからも起こすことがあります。

また、糖尿病、喫煙、口の中の不衛生、飲酒、ステロイド薬、顎骨への放射線治療、癌化学療法、ビスフォスホネート製剤の長期使用などにより顎骨壊死を起こしやすくなるといわれています。

どうやって予防すればよいのかということですが、まず歯科医に飲んでる薬を伝えてもらうことが最も重要になると思われます。そして、歯科を定期的に受診し顎骨壊死についての検診を受けること、お口の中を清潔に保つこと、入れ歯の傷、、顎の骨に波及しそうな炎症が無いかのチェックなどをしておくべきでしょう。

また、ビスフォスフォネート製剤の使用が決まったらまず歯科医院を受診し必要な外科処置がないかどうかのチェックを受けてから使用を開始するようにした方がよいでしょう。

もしビスフォスフォネート製剤を使っている途中に抜歯などの外科処置が必要になった場合には、リスクが高い場合は外科処置を極力避け妥協的処置に止めたり、主治医と十分連絡をとりビスフォスフォネート製剤を処置の3ヶ月前から中止し、処置後も1ヶ月は骨の治癒がきちんとできているか確認できるまでは中止を続けてもらうようにするなどの対応が必要になってきます。しかしながら、これだけのことをしても顎骨壊死が起こることもあるということなので細心の注意が必要です。

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